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フィン・ユールの贅沢な椅子「ウイスキーチェア」が復刻します。

フィン・ユールの贅沢な椅子「ウイスキーチェア」が復刻します。

【フィン・ユールのウイスキーチェアが復刻】
コペンハーゲンにあるHouse of Finn Juhlのショールームにて、ウイスキーチェアの復刻が6月15日に発表されました。復刻を記念して最初の250脚にはそれぞれナンバリングされた真鍮製のプレートが付属し、さらにグラスとウイスキーが入った特製ボックスが贈られます。日本国内販売分は20脚のみです。
マリアージュでは9月展示予定です。

フレーム/ウォールナット無垢材

革または布張り
トレイ・脚先/真鍮
W79 x D85 xH95(SH35.5)cm

ウィスキーチェア復刻にあわせてマリアージュではフィンユールデザインの家具や時計などのインテリア小物、北欧の名作家具を集めたフェアを9月17日(土)より開催します。

◀オードロップゴー美術館の一部であるフィン・ユール邸で撮影。
ウイスキーチェアは、1948年に開催されたキャビネットメーカーズギルド展にて、フィン・ユールのコンセプトであった「アートコレクターのリビングルーム」の一環として発表されましたが、当時の社会民主主義のデンマークでは、遊び心があり贅沢なデザインの椅子は受け入れられなかった為か、生産には至りませんでした。

今回74年の時を経て復刻されるウイスキーチェアは、厳選された最高品質のウォールナット材で製造され、革またはファブリックは熟練した職人により手作業で張られ、脚先も特徴的な真鍮で作られています。

ウイスキーチェアの一番の特徴とも言える右側アーム部分の真鍮製のトレイ。開くと円形になり表面の穴には吹きガラスで作られたウイスキーグラスがぴったりと納まる仕組みになっています。

フィン・ユールのオリジナルの水彩画は、左右の肘掛けが非対称であるため、2脚の椅子が完全にぴったり合うことが描かれています。
写真: Pernille Klemp, Design Museum Denmark.

ウイスキーは、受賞歴のあるデンマークの蒸留所Stauning Whiskyによって、アマローネワインキャスクで熟成された限定ピートスモークシングルモルトウイスキーのボトルが提供されます。Stauning Whiskyはデンマーク西海岸にあるHouse of Finn Juhlの工場から数マイルの場所にあり、このウイスキーはフィン・ユールのウイスキーチェアのために特別に開発されています。ウイスキーグラスは、デンマークのシルケボーにある吹きガラス職人のMikkel Yerstによって作られたユニークなウイスキーグラスを合わせてお届けします。

フィンユールPOP UPストア開催
9月17日(土)~10月10日(月)

期間限定でフィンユールデザインの小物が登場。フィンユールがスケッチした柄がクッションやスローになりました。
なかでもニューヨーク国連信託統治理事会会議所のインテリアデザインの一部として製作されたFJクロックは、フィンユールのデザイン性が色濃く反映されています。中央が窪んだ形状がチークウッドとアッシュウッドの美しさを引き立たせ、数字の無いアルミ製のインデックスを配したダイヤルが、彼のミニマルながらも才能豊かな感性を感じさせます。

Finn Juhl/フィン・ユール
1912〜1989年
デンマーク王立アカデミーで建築を学び卒業後、ヴィルヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務。1945年に自身の事務所をNyhavenに開く。1937年、Cabinatmaker’S Guild exhibitionsに出展し家具デザイナーとしてデビューした。モダンアートの影響を受けた彫刻的な家具のデザインから “家具の彫刻家” と称される。家具職人としての教育を受けない故に可能になったとも言えるその作風は、当時の主流であったクリント派とは一線を画すところがあり異端児扱いされた。建築より家具デザインで注目を集め、その才能は海外で高く評価された。
1952年までほとんど無名だったフィン・ユールを一躍有名にしたのがニューヨーク国連ビル 信託統治理事会議場のインテリアであった。この実績から後、フィン・ユールの作品は世界に広がって行くことになった。

主な作品
[建築インテリア]ニューヨーク国連本部ビル信託統治理事会議場インテリア/SAS(スカンジナビア航空) DC-8機内デザイン
[家具デザイン]チーフテンチェア/ペリカンチェア/ポエトチェア