- オイル仕上げ
- ソープ仕上げ
- レザー製品
- 布製品
オイル仕上げ
無垢材や突板でも天然木の家具でオイル仕上げのものは木本来が持つ自然に近い風合いや質感を生かし、使い込む程に味も出てきます。
しかし濡れたコップを置くと輪染みができたり、使っていると細かなキズなどもついてきます。また、木部がかさついたり、乾いた感じになったりもします。
味わいとしてそのまま使い続けてもいいですが、ご自身でお手入れすることも可能です。
必要なもの
・メンテナンス用オイル
・サンドペーパー(#240~#320)
・あて木
・ウエス(木綿)
1.しみ・汚れ部分を拭きとりサンドペーパーで研磨する。
汚れは乾いた布で拭きとります。
水拭きなどしても落ちないシミやキズはサンドペーパーを使用します。
あて木を使いサンドペーパーで木目に沿って軽く研磨。
シミ・キズがひどい場合は#240のペーパーで研磨した後、#320で仕上げます。
突板の場合は仕上げ面が薄いので、あまり研磨できませんのでご注意を。
ソープ仕上げ
北欧家具の伝統的なソープ仕上げ。
何も塗装していないかのような木材そのままの質感と色合いがこの仕上げの良さです。
しかし、欠点は汚れが付き易いということです。
ですがこちらもご自身でメンテナンスが可能です。
必要なもの
・石鹸(着色剤、香料が入っていないもの)
・スポンジ(食器洗い用など)
・サンドペーパー
・ボウル
・ぬるま湯
・タオル
・ブラシ(ソープフィニッシュ用キットに同梱のもの)
汚れ、キズの手入れ
今回はウェグナーの名作椅子Yチェアのお手入れをします。
まずワイン、醤油などのシミは湿ったタオルで拭きましょう。
ある程度のキズはサンドペーパーで手入れします。
多少の汚れはサンドペーパーや消しゴムでも落とせます。
泡で洗う
なるべく泡だけをスポンジに含ませ、木目方向に向かってよく馴染ませます。
その際木に良くない為、なるべくびしょびしょにしないでください。
汚れがひどい場合はブラシでゴシゴシ擦ります。
ペーパーコード製の椅子座面も泡で洗えます。石鹸成分と水分で座面を引き締める効果もあります。
レザー製品
革はとても丈夫で長持ちな素材です。
革張りのソファやチェアは布製のものより寿命は長く、多くの専門家によると約4倍もの耐用年数があると言われております。ただし、正しいメンテナンスがされていればの話です。汚れる前のビフォアーケアと汚れた場合のアフターケアをご紹介いたします。
必要なもの
・レザー用プロテクションクリーム
・レザー用クリーナー
・柔らかい布やクロス
・スポンジ
ビフォアーケア
まず最初にプロテクトするのが最も賢いケア。
レザー用プロテクションクリームを革全体に塗布しましょう。
クロスにクリームをつけ表面が薄く濡れた感じになるよう均一に塗布。
乾燥すると保護膜をつくり、汗・油・汚れを防御します。
年2~3回程度行うのがベストです。
アフターケア
普段は革の表面のホコリを掃除機で吸い取ったり柔らかい布で乾拭き。
汗や皮脂・汚れがついてしまった場合はレザー用クリーナーを使いましょう。
クリーナーをスポンジに十分付け、ムース状の泡を立てます。
軽く円を描く様にし汚れを泡で浮かせます。
浮かび上がった汚れを綺麗な柔らかい布で拭き取り、自然乾燥させます。
その後はプロテクションクリームを塗り完成です。
メンテナンスイベント
革製品はメンテナンスを怠ることで本来の艶が失われ劣化していきます。
しかしどうやってお手入れをしたら良いのか、また実際に自分でやるのは心配だという方も多いと思います。
そこで、マリアージュではレザーメンテナンスセミナーを開催致しました。
2014.9.20(sat) レザーメンテナンスセミナー
講師:佐藤 憲幸氏
(ユニタス ファーイースト株式会社 シニアマネージャー)
より永くレザー製品を使うための取扱いやお手入れ方法を講師の佐藤氏がわかりやすく説明や実演を行い、ご愛用のバッグや以前ご購入頂いたソファなどのメンテナンスに興味をお持ちの方が多数ご参加され、スタッフ共々メンテナンスの重要性とメンテナンス方法を学ぶことが出来ました。
イベントでの経験は、皆様が永く革製品をお使い頂けるよう役立てたいと思います。
☆ユニタス ファーイースト株式会社
メンテナンス剤の企画開発、修理、クリーニングケアサービスを行う企業。
マリアージュではユニタス社のレザー、テキスタイルのメンテナンスキットなど取扱いしております。
詳しくは、ホームページ http://www.uniters.com/_japan/ まで
布製品
布製のものは飲食物や汗などのシミができるからちょっと・・・ と思われがちです。
白いソファがいいけど汚れがどうもという方や、小さなお子様がいるから心配という方も安心してください。
革製品と同じようにビフォアーメンテ、アフターメンテでいつも綺麗にお使い頂けます。
必要なもの
・テキスタイル用プロテクター
・テキスタイル用クリーナー
・吸水性のある布
・スポンジ
ビフォアーメンテ
布製品が汚れる前にテキスタイル用プロテクターを全体にしっとりするぐらい吹き付けます。その後自然乾燥またはドライヤーで乾燥させます。
乾燥後は撥水効果や汚れが付きにくくなります。
効果は約4~6ヶ月なので定期的に行いましょう。
アフターメンテ
汚れてしまった場合はテキスタイル用クリーナーで汚れを落としましょう。
クリーナーを吹き付け、お湯につけた布でその部分を拭き、乾いた白い綺麗な布で汚れと水分を吸い上げるように拭き取ります。この作業を汚れが落ちるまで繰り返しましょう。
汚れがひどい場合はクリーナーをスポンジで泡立てて叩きながら汚れを吸い上げましょう。
仕上げにテキスタイルプロテクターを吹き付けて乾燥させるのも忘れずに。
カバーの交換
マリアージュで取扱いのソファやチェアは替えカバーに対応のものが多くあります。
永年お使いで色褪せたり、傷んだ場合やカラーを変えたい場合に交換が行えます。詳しくはスタッフまでご相談ください。