porada / ポラダ
PORADA / ポラダ公式サイト
「世界で最も美しい木の家具」
1948年にイタリア北部のブリアンッァ地方で創業したポラダ社は、創設当初から現在にかけて、木工家具職人たちの手によって「世界で最も美しい木の家具」と呼ばれるコレクションを作り続けています。
「創設当時は工場と呼べるような場所ではなく、小さな工房で大型設備が必要なガラスや金属の加工はできず、加工がしやすく手に入りやすい木と向き合うしかなかった。今はそれがかえってよかったと思っている」(ポラダ社社長アリエヴィ氏)
世界最大のデザインイベント「ミラノ・サローネ」に1964年から連続して参加し、2014年には連続出展50周年を記念し運営協会より記念ポスターを贈与されるなど歴史あるブランドです。
ポラダの定番商品「サーフミラー」や「フォーシーズンミラー」は鏡としての機能のみならず、リビング・ダイニングに奥行感を作り出しより広がりのある空間へとイメージを変えてくれます。
ポラダの技術を結集して作りだされた「インフィニティ・リビングテーブル」は2009年に発売されると同時にポラダを象徴するモデルとなりました。
ポラダ社社長アリエヴィ氏が来店
スタッフ訪問記
イタリアを代表する家具メーカーporada(ポラダ社)空港からバスで1時間程走り、ミラノ郊外の小さな街カビアーテに向かいました。
社屋とショールームを併設しショールームでは最新の家具を展示しています。お出迎えのエスプエッソを頂きました。ショウルームでは、ウォールナット材を主流とし、ミラノサローネの新作が展示してあります。新作やトレンドアイテムをセンス良く展示しています。
まず最初に出会ったのは資材置き場。大きな倉庫には1枚1枚丁寧に積み上げられた木材が保管してあります。
板と板の間には空気が流れるように木を挟み、均等に乾燥せます。この場所で1年間ほど乾燥した後、部材毎にカットしNC機械にセット。各ラインへと流れていきます。
治具にセットされた部材はこのNC機械で加工します。
3Dで削ることが出来ます。外周を削ったり、ダボ穴、ホゾ穴をあけ組み上げられる状態にします。椅子の後脚がセットで、寸分の狂いもなく出来上がります。大変高額なNC機械だそうです。
工場内を案内され、ベテランのERMANNO氏に出会いました。多くの工具を使いプロトタイプ(試作品)を製作しています。デッサンや図面からプロトタイプを製作し座り心地や張地や強度などのチェックを行います。ポラダ社らしいフォルムを熟知したデザイナーと木の素性を知り尽くしたERMANNO氏が製品へと導いていきます。すべてのバランスが一致した瞬間、そこには納得のいくも物が出来上がりポラダ社の製品となります。
塗装をし乾燥、最終工程を経て各国に羽ばたいていきます。
印象に残ったのは、工場内での撮影時、作業スタッフがニコッと笑てこちらを向き笑顔で写真撮影に応じて迎えてくれた事です。イタリア人のお国柄、ポラダ社の社風を感じる事ができました。